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福良 雀


Fukura Suzume
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ヒットガール/クロエ・グレース・モレッツ『キックアス』
ヒットガール
イラスト/yanajun(やなじゅん)さん
美しいっ!
yanajunさんのサイト http://yanajun.com/ から転載させて頂きました。



『キックアス』能天気なアメリカ映画と言ってしまえば
それまでなんだけど…。

肝はヒットガール!!
彼女を観るのが一番の、というか、唯一の楽しみ
と言っても過言ではないかもしれない(笑)

クロエ・グレース・モレッツ演じるヒットガールが凄い魅力的で、
ノックアウトされました。
まあ、果たして子供にここまでさせていいんだろうか…。
という疑念はふつふつと沸いてきますが、
そんな不安な気持ちを吹き飛ばしてくれる、
痛快な彼女のアクション。やられました。

彼女は2013年版キャリーを演じた女優さん。
キャリー役は自ら熱望したらしい。
2013年版キャリーは観てないけど、
あまり評判になってないなー。
どうなんだろう。

さて、キックアス続編
「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」が公開されました。
子供だったヒットガールも成長してるはず。
楽しみな反面、ちょっと不安(笑)
|18:31| 映画 | comments(0) | - | posted by
ナージャの村
ナージャの村

今から16年前、1996年の秋、
私はI氏と観光旅行でフランスへ向かっていた。
飛行機はアエロフロート。モスクワ経由。
北周りの日本〜ヨーローッパ経路だ。

そこで隣り合わせた日本人男性と、少し話しをした。

彼は、チェルノブイリの原発事故で汚染された村に行くという。
政府から住民に退去が指示された、いわゆる強制移住区域だ。

その当時、既に事故から10年が経っていたが、
その移住区域には、まだ村人が住んでいて、
その男性は、村人達の姿を映画にするという。

「来年、BOX東中野で公開されるから是非観に来て下さい。」

翌年1997年、私はI氏と一緒に観に行った。それが、『ナージャの村』だった。

『ナージャの村』の舞台、ベラルーシ共和国ゴメリ州ドゥヂチ村は、
かっては300世帯が住んでいたが、この映画では6世帯15人が暮らすのみ。
地図からも消えた。

当時の、この映画を観た私の感想は、なんとも言葉にしようのないものだった。

村人達の生活は、立ち入り禁止ゲートや
廃墟と化した学校の映像が時々映らなければ、
強制移住区域だということを忘れてしまう程、のどかで美しい。

豊かな自然、美しい季節の中で営まれる村人達の敬虔で逞しい暮らしに、
憧れさえ抱いた。

でも、かすかに残る胸の痛み。永遠に抜けない棘。

それは、言葉にできない、言葉にしちゃいけないような気がした。

そして、2012年、再び『ナージャの村』を観た。

結局、今だに何一つ上手く言葉にできない自分がいる。
矛盾だらけな自分。混乱する自分。
ただ、一つ分かったのは一生上手になんて言葉にできないだろうということ。

それでも、思う。

ドゥヂチ村の自然や四季が、豊かで美しく、村人達の営みが敬虔で逞しく、
そしてその人達が魅力的であればある程、
放射能汚染の恐ろしさを知る。

そして、放射能汚染の恐ろしさを知れば知る程、
ドゥヂチ村の美しさ豊かさ、涙が出るほどの自然の恵みの有り難さ、
村人達の日々の営みのかけがえのなさ、愛おしさを知る。

失ってしまったもの、失いつつあるものの大きさを悔恨とともに思い知る。

私にとって、この映画はそういう映画になった。

アルカジイ・ナボーキン
「何故、汚染された土地を離れないのか」と私。
「人間が汚した土地なんだよ」老人はつぶやく。
「逃げ出すわけにはいかないのさ」。
私達が失ってしまった、
母なる大地への敬虔な姿。
1年後、その老人を再び訪ねた私は、
予想もしなかった悲しみに出会う。
その老人は、牛泥棒に殺されていた。
私の中に大きな命題を残したまま、
彼は逝ってしまった。
失意の私を立ち向かわせたのは、
映画をつくるという行為だった。
彼と同じようにこの地に棲み続ける6家族の肖像に、
再び彼の姿を見たかったのかもしれない。

   アルカジイ・ナボーキンに捧げる
           監督・本橋成一
(『ナージャの村』パンフレットより引用)
|17:10| 映画 | comments(0) | - | posted by
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