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福良 雀


Fukura Suzume
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大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年@国立新美術館  セザンヌ―パリとプロヴァンス展 @国立新美術館
セザンヌ&エルミタージュ パンフ

やっと観てきました。

まず、セザンヌ展(2012/3/28<水>-6/11<月>)。
100%セザンヌということで、セザンヌの個展としては
国内過去最大級の規模とのこと。

セザンヌといえば、
りんごなどを描いた静物を思い浮かべる人も多いかもしれません。
情熱的なタッチと鮮やかな色彩のゴッホなどと比べると
いまひとつ地味?などと思ってはいけない。
一見地味に見えるあの静物の中では、
ゴーゴーと革命の火が燃えているのだ。

従来の写実技法である透視図法をぶっ壊し、
様々な角度からの視点を一つの画面にぶち込み、再構築して、
人間にとっての「新たな写実」を追求する。
そして、自然を「円筒、球、円錐」という基本的な形で捕らえる。

これらのセザンヌの試みは後のキュビズムへと繋がり、
写実より画家の「感覚」を重視するその姿勢は、
後の多くの前衛画家に影響を与え、近代絵画の礎となった。

…というのが、セザンヌに対する私の知識で、
知的でクールで確信犯的な革命家。
絵も、もの凄く上手い!
それがセザンヌのイメージ。

…だったのですが、今回の展覧会でちょっと崩れました(笑)いい意味で。

さすが、国内過去最大級の規模だけあって、色々なセザンヌを見せて頂けた。

嫉妬したり、すねちゃったり、コンプレックス持ってたり、変人だったり。
絵も決して達者な人ではなかったのかもしれない(と今回初めて初期の作品を観て思う)。
近代絵画の父とまで言われる由縁となった多視点の画面構築法も、
…ひょっとしたら偶然?(それはないか 笑)

なんてことまで思ってしまう程、不器用で一生懸命なセザンヌがいました。
あがいて、苦しんで、格闘して、努力して、自らの道を見つけていった。
リアルな芸術家としての人間セザンヌの姿が私の中で生き生きと動き始める。
そんな展覧会でした。

そして、大エルミタージュ美術館展(2012/4/25<水>-7/16<月・祝>)。

エルミタージュ美術館は私の超憧れ美術館。
ロシアは飛行機で何回か上を通ったし、
トランジットで滞在もしたけど、
一度も地に降りてない。
だってビザを取らなきゃならないんだもの。
なんだか敷居が高くて。

そんな美術館が向こうからやってくる!!
しかも、作品の質、量ともロシア国外では最大規模の展覧会とのこと
これは、もうサンクトペテルブルクに行かなくていいかも?!

なんて思っていたのですが、今回の豪華ラインナップを観れば観る程、
ますます、行きたくなりました。あたりまえですが(笑)
もちろん、展覧会は素晴らしかったです。
ティツィアーノからマティスまで、もう、名画揃い。
なんだけど、それもエルミタージュ美術館所蔵作品のほんの一部。
と考えると、展覧会が素晴らしければ素晴らしい程、ますます思いが募りました(笑)

さて、内容ですが、今回の目玉であるマティスの『赤い部屋』も良かったけど、
やっぱ私はレンブラントかな。

老婦人の肖像
Portrait of an Old Woman(1654)
 Rembrandt Harmensz. van Rijn
|03:43| 展覧会 | comments(0) | - | posted by
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